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こんにちは、店舗マッチ編集部です!
今回は『居抜き物件』について、メリットや選ぶときのポイントなどを解説します。
居抜き物件を知らずに店舗を借りてしまうと、『初期費用もっと削れたのに…』といった事態が起こります。最悪、その時の損失が経営に悪影響を与えることも…。
今回の記事では以下の5つに焦点を当てて解説します。参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
・居抜き物件の意味
・居抜き物件のメリット・デメリット
・居抜き物件を選ぶ時のポイント
・居抜き物件の仲介手数料相場
・居抜き物件の出店方法
居抜き以外の店舗物件について詳しく知りたい方は店舗物件の意味は?借りるまでの手順や賃料相場、お得に借りる方法などを紹介!をご覧ください。
居抜き物件には、前の借主が残していった椅子やテーブル、内装や調理備品などが残っています。
設備や内装そのままで前の借主が退去した物件のことです。
ちなみに、設備や内装などが一切ないまっさらな状態の物件のことを『スケルトン物件』と言います。
居抜き物件を探してみる
スケルトン物件について詳しく知りたい方はスケルトン物件って何?メリット・デメリットや借り方などを紹介をご覧ください。
居抜き物件には下記3つのメリットがあります。
①初期費用が安い
②開業までの時間短縮に
③前借主の顧客が来やすい
居抜き物件は内装や備品をそのまま使うことができます。そのため購入費がかからず、初期費用がスケルトンと比べると安いです。
備品や内装が整っているということは、それらを発注したり工事をしたりという時間がかかりません。
そのため開業までの時間を短縮することができます。
居抜き物件は前の借主と同じジャンルのお店を開くことになります。また、実際にお客さんも入っていたでしょう。
そのため、前のお店に通っていたお客さんなどが気軽にきてくれます。
メリットが多い居抜き物件ですが、下記3つのデメリットもあります。
①レイアウトを変更しにくい
②備品がすぐ壊れることがある
③前のお店のイメージがつく
居抜き物件は内装が予め決まっています。そのため、【壊す→新しく内装を整える】という手順になり、二度手間になってしまいます。
レイアウトを大幅に変えたい場合はスケルトン物件を選びましょう。
残っている備品は以前使われていた中古品がほとんど。そのため、すぐに壊れてしまう場合もあります。
特に美容室のシャンプー台などの機械や水回りは故障しやすいので注意しましょう。
前のお店の後を継ぐというのは『以前のお店のお客さんが来てくれる』というメリットがありました。
しかし、逆に『前のお店のイメージも引き継いでしまう』ことにつながります。
「ガラッと雰囲気を変えたい」という方はスケルトン物件の方がいいかもしれません。
最後に、居抜き物件に向いている・向いていない人をまとめてみました。
【居抜き物件に向いている】
・初期費用を抑えたい
・今すぐ開業したい
・最初の集客に不安がある
【居抜き物件に向いていない】
・レイアウトを変更したい
・備品を長く使いたい
・イメージを変えたい
自分がどれに当てはまるかを考えて、居抜き物件を検討しましょう。
居抜き物件を探してみる
居抜き物件を選ぶ時のポイントには、下記の4つがあります。
①設備の状態をチェックする
②工事の責任など契約周りを明確にする
③開業している時から交渉しておく
④仲介業者だけでなく検索サイトも使う
設備がそのままついてくるとはいっても、ボロボロだとすぐに使えなくなって余計な経費がかかってしまいます。
そのため、設備の状態は細かくチェックしましょう。
居抜き物件の中には中途半端だったり、壊れている設備などが放置されている場合もあります。
そういった場合の撤去や工事費用は誰が払うのかなどの契約周りも厳しくチェックしましょう。余計な経費で損をしてしまうこともあります。
居抜き物件は数が少ないので、競争率がかなり高いです。情報が出た瞬間に埋まってしまうこともよくあります。
そのため、気に入った物件があったら入居している時から交渉しておくのがおすすめです。
お店に通ったり、仲良くなったりとハードルは高いですが、気に入った物件で開業できるのは嬉しいですよね。
先ほども言いましたが、居抜き物件は競争率が高いです。仲介業者まで情報が来ているときはすでに埋まってしまっていることも。
そのため、業者だけでなく物件の検索サイトなども隅々までチェックしましょう。
検索サイトを見ていたらたまたま条件にあった居抜き物件が見つかり、そのまま契約ということも少なくありません。
居抜き物件を検索してみる
居抜き物件の仲介手数料は他の物件と同じく、賃料の1ヶ月分までとなります。
ただ、情報が貴重だったり、ある程度高額でもすぐに埋まってしまうなどの理由から他に手数料が上乗せされていることも。
手数料に関してはスケルトンよりも高額になりやすいです。
それでは、居抜き物件についてまとめます。
・居抜き物件は前の借主がそのまま退去した物件
・メリットは『初期費用がやすい』、『すぐに開業できる』、『前のお店のお客さんが来やすい』
・デメリットは『レイアウト変更しにくい』、『備品が壊れやすい』、『前のお店のイメージがつく』
・手数料はスケルトンよりも高額
居抜き物件はスケルトンに比べると癖のある形態です。そのため、知識をつけてから借りるようにしましょう。
自分一人で居抜き物件を借りれるか不安な方は、仲介業者や専門家に話を聞いてみるのがおすすめです。